「あなたって本当にいつも時間がないが口癖ね」
これ、やりたいことが多く、いつも一部しかできずに愚痴っている私を見ての妻の言葉。
中高年は縁側でお茶でも飲みながらボケーとしているイメージであったが、自分自身がいざ歳をとってみると、やりたいことがまだまだいっぱいありボーッとしてなんかいられない。
「振り返ってみると常に時間不足だ!」
社会人になりたての20代の頃は、仕事関係のスキル、英語学習、自己啓発などで多くの時間を費やしてきた。
50代になった今では、もはやそれらをやる必要はなくなったが、変わって第二の人生のための準備、ブログや副業などやりたいことに事欠かない。
まぁボケーとする必要がないと言う事はある意味幸せな人生かもしれない。
課題を認識しアンテナを立てていれば情報が入ってくるもの。
メンタリストDaiGoさんの著書「自分を操る超集中力」を読み、今回新たに時間を効率化できる方法を取り入れた。
実践してまだ日は浅いですが、効果を実感しているのであなたにも共有したくなりました。
この記事を読めば時間不足に悩むあなたにも、きっと参考になることが多々あるはずです。
時間を効率的に使うために始めたこと
私が時間を効率的に使うため新たに始めたのはこの3つ。
- ポモドーロ・テクニック(25分+5分)
- ウルトラディアンリズム(90分+20分)
- アイビー・リー・メソッド(ピックアップ&ランキング)
2つは集中時間と休憩時間の組み合わせ比率のメソッド、1つはやるべきことを迷わないためのメソッドです。
「ポモドーロ・テクニック」は約40年、「アイビー・リー・メソッド」は約100年も前に考案された効率化メソッド。
長きにわたり受け継がれていると言う事は、きっと良い方法に違いありません。
そして「ウルトラディアンリズム」はバイオリズムに基づいた方法なので、無理なくストレスなく取り入れることができるはず。
現状よりもさらに時間を効率化したい私は、そんな思いでこれら3つを試したのです。
ポモドーロ・テクニックあえて中断する
実は私、この方法は以前から知っていました。
ただ25分と言う時間が中途半端に感じられ、採用を見送っていたのです。
今回改めてポモドーロ・テクニックの情報が入ってきたと言う事は、「四の五の言わずにやってみなはれ!」との天からのお達し。
さらにこの「25分+5分」の時間単位が長年見直されていないと言う事は、皆が効果実績を感じていると言う証拠。
自分のオリジナルにこだわるより素直にそのまま受け入れた方が良い、と考えを改めたのであります。
と言うことで、今回は25分間の集中を中途半端とは思わずに素直に実践。
とは言っても特に調子が乗っている時、25分間っていうのは超中途半端です。
そのまま続けたくなります。
がしかし、あえて中断するのです、5分間だけ。
その理由は、脳の潜在意識を活用するため。
あなたが作業を中断しても、脳の潜在意識での活動は止まりません。
つまり5分間の休憩中も脳は勝手に作業を継続しているのです。
その結果、あなたにはボーナスがもたらされます。
5分休憩後の再会で新たなアイデアが浮かんできたり、休憩前よりも作業効率が上がったり、作業中断で効率が落ちるどころか休憩したことで作業効率がより向上するのです。
そう言えば、仕事で行き詰まった時「一晩寝かしたら解決した」なんて経験、ありましたね。
寝かして解決した要因は、寝ている間も潜在意識が活動してくれたから。
これと同じ効果を30分サイクルで作っていくのが、「ポモドーロ・テクニック」。
脳の機能をフル活用できるこのメソッド、採用しない理由はありません。
ただ私みたいにムダ時間が嫌いな人は5分休憩の過ごし方に注意が必要。
5分間でも時間がもったいないとメールチェックなど別のタスクをしては潜在能力が十分に機能しません。
瞑想などをして、いったんタスクから解放されることが必要です。
瞑想はスティーブ・ジョブズもやっていて、Googleなど先進企業でも推進している脳をフル活用できるメソッド。
作業効率が向上し、瞑想する時間も作れるなんて、「ポモドーロ・テクニック」最高です。
ただその良さは実践しなければ分かりません。
あなたも食わず嫌いをせず、まずは実践してその良さを実感することをおすすめします。
きっと後悔はしませんよ。
ウルトラディアンリズムで体に従おう
かつてはタスク必達のために徹夜も辞さなかった私。
でもよく考えてみると栄養ドリンクやコーヒーで眠気をごまかしての徹夜は効率ガタ落ち、さらには寝不足で翌日のパフォーマンスもガタ落ち、良かったのはその時の達成感、自己満足だけでしたね。
この無駄だった事実は、体力が十分にあり無理が利く若いあなたに伝えたいです。
体内リズムに逆らって良い事は全くありません。
後で必ずツケがきますのでご注意を。
と言うことで採用したのが「ウルトラディアンリズム」。
集中時間はいったん90分で終了、その後20分の休憩を挟み90分単位で作業します。
「ポモドーロ・テクニック」と組み合わせれば、30分を3セット行った後、いったん長めの休憩を取ることになります。
ここでも「ポモドーロ・テクニック」の時と同様に休憩の取り方が重要です。
お勧めの休憩方法は次の通り。
- 散歩をする
- 軽い運動をする
- 仮眠をとる
ここでのポイントは、別のタスクをしないこと、そして完全に休まないこと。
体のリズムが求めている休憩なので、この休憩時間て別のタスクをしてしまっては本末転倒。
完全に休まないのは、次の90分をスムーズにスタートさせるためです。
学生時代のマラソン大会、しんどいからといって立ち止まったらそこから足が動くがなくなった、という経験あなたもありませんか。
休憩後スムーズに再スタートするためには、動きを完全に止めては逆効果。
散歩やストレッチなど軽い運動がお勧めです。
仮眠の効用については今更解説する必要はないでしょう。
社内に仮眠室を設けるなど積極採用する企業も増えてきました。
眠気を感じできた場合はコーヒーなどカフェインでごまかすのではなく、思い切って仮眠をとった方がその後のパフォーマンス向上を期待できます。
体の声に基づいた「ウルトラディアンリズム」、あなたにも是非とも取り入れてほしいです。
根性論よりもバイオリズムにのっとって休憩した方が効率良い、そのことを実感できるはずです。
アイビー・リー・メソッドで迷いなし
アイビー・リー・メソッドとは、やるべきことに迷わないためのメソッド。
- 寝る前に翌日やるべきことを6つ書き出しその優先順位を決める
- 1つのタスクが終わるまで次のタスクには着手しない
- できなかったタスクはきれいさっぱり忘れる、できたことに注力する
あれやこれやと、やりたいこと&やるべきことがいっぱいある私。
かつては一日のスケジュールにやりたいことを分散配置。
時間が来たら次のタスクに取り掛かり、とりあえず全てのタスクに手をつけると言うことを実践していました。
その結果全てのタスクは進行してるもののどれもが中途半端、かつ終了しているタスクがほとんどないと言う状態に……。
やりたいことを欲張った結果、次につながり自分が成長するための成果が出ていない、せっかくの努力が積み上げられてない課題に気づいたのです。
どんなに効率よく作業しても時間は有限です。
やれることに限りがあります。
まずはやりたいことを6つに絞ることが大事です。
欲張ってもダメ、本当にやりたいこと&やるべきことを選別して、他はバッサリ切り捨てましょう。
続いてはセレクトした6つの優先順位づけ。
今の自分に本当に必要なものって何だ?
優先順位づけすることで、改めて「何が大事か?」を考え直すきっかけになります。
あと、ピックアップとランキングは1日のスタートではなく寝る前にすべきです。
寝る前に実施することで、翌日のスタート時に「今日は何から始めようか?」と迷うことがなくなります。
脳は判断することに結構な労力を使っています。
朝のスタート時にいきなり脳のエネルギーを使ってしまうとパフォーマンス低下の要因に……。
スティーブ・ジョブズがいつも同じ服装をしていたのも、脳に要らぬ判断をさせないためとのこと。
あなたも「アイビー・リー・メソッド」で、やるべきことの判断をなくした効果を実感して下さい。
それと大切なのは、6つのタスク全てが達成できなかった時のマインドの持ち方。
「1つのタスクが終了しなければ、次のタスクへは行けない」というルールを守れば、後半のタスクに手をつけられない日もあるでしょう。
でもがっかりすることなかれ。
あなたが前日にランク付けしたタスク、それらの上位は終了しています。
できなかったことよりも、できたことに注目しましょう。
中途半端よりも、完了したタスクが1つでも多い方が次へつながります。
ステップアップするための新たな課題が見つかったり、はたまたこれは自分が進むべき道でないと言うことに気づくかもしれません。
あなたがランク付けした優先順位の高いものにケリをつける。
日々の努力を無駄にせず積み上げていくために大事なことです。
まとめ
この記事では時間を効率的に使う方法として、私が最近やり始めた3つの方法を紹介しました。
- ポモドーロ・テクニック(25分+5分)
- ウルトラディアンリズム(90分+20分)
- アイビー・リー・メソッド(ピックアップ&ランキング)
あなたもぜひできることから取り入れてみてください。
きっとその効果を実感できると思います。
ところで何歳になっても新しいことを発見するって楽しいですよね。
そのためには常に課題意識を持ちアンテナを立てていることが大事。
もっと成長したいと思うからこそ課題にぶつかります。
自分で自分の限界を設ける事はせず、常にチャレンジしながら生きていきたいですね。
あなたもチャレンジの同志なら嬉しいです。
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