”積ん読”からの誘いは素直に反応、久しぶりに絵本を読んだ

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本好きの人ならば共感してもらえるであろう、部屋の中の”積ん読”。

普段は壁の一部として溶け込んでいる⁉”積ん読”たち。

ある日突然に、目に飛び込んでくる、そんな事があるので不思議だ。

今日は「”積ん読”飛び出し事件」が起きた日だ。

1年以上も前に買った本、しかも絵本から急に呼び出しを受けたのだった……。

目次

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絵本は究極のカスタマイズ商品である⁉

私の目に飛び込んできた絵本のタイトルは、
「ビッグ・オーとの出会い」シェル・シルヴァスタイン著。

1年以上も前に、和田裕美さんが強烈に勧めていたので購入したものである。

当時は他に読まねばならない本があり、どんどん後回しになっていった……。
(「ビッグ・オー」申し訳ない!)

そんな「ビッグ・オー」は、上層階から日に日に下層階へと移動を余儀なくされ、ついには、平積みの土台を支える存在になっていた。

その重さに耐えかねた悲鳴だったのだろうか? は定かではないが、今日は強烈にその存在を主張してきた。

猛アピールに気づいた私は、最下層から救済し、ついでに読むことにしたのだった。

絵本を読むのは実に何年ぶりだろうか?

前回絵本を読んだのは、記憶に無いくらい遥か彼方である。

絵本を手にし、あらためその素晴らしさに気づいた。

絵本は必要最小限の情報だけ与えて、読者の想像力を刺激する。

著者が伝えたい共通項はあるものの、その枝葉は読者が自由に描く。

読者のそれまでの経験や感情で、浮かんでくる景色は千差万別。

最終的には、読者一人一人にカスタマイズされる。

それが、絵本の良いところではないだろうか。

積ん読はなぜ突然に私を呼び出したのか

ところで「ビッグ・オー」は何故このタイミングで私を呼び出したのか?

「原因と結果の法則」何事も原因があるはずと考える理系脳の私。

「ビッグ・オー」の前半は、鍵穴マッチングの旅である。

「かけら」は、自分自身は変わる事なく、その自分に合う鍵穴をひたすら探し続ける。

そして、その鍵穴さえ見つかれば、その鍵穴が自分をどこかへ連れて行ってくれる、自分が期待している場所へ引き揚げてくれる、そんな事を期待している。

運良く自分にマッチする鍵穴が見つかった、「かけら」。

しかし、合っていたのは、その瞬間だけであった。

お互いに成長というものがあり、鍵と鍵穴は微妙にズレが生じてくる。

結局は、その合致していた鍵穴も合わなくなる。

そこで、「ビッグ・オー」との出会いがある。

「ビッグ・オー」は何にも依存していない自立した存在である。

自分では何もできないと言う「かけら」に「ビッグ・オー」は「やってみたことはあるのか?」
と聞く。

最初はうまくいかなかった「かけら」であるが、行動を繰り返すうちに、いつしか、「ビッグ・オー」と同様に自立走行できていたのである。

「???」

これって、オレの変化変容の歴史そのものか?

「オレって何者だ?」から始まった、多くの人と出会う鍵穴マッチングの旅。

そして、マッチングしたと思った事が、必ずしもうまく進まない。

「そうか! オレが変わるべきなのか!」

鍵穴マッチングは、自分の特性を見極めるリトマス紙試験のようなもの。

その見つかった特性を生かして、先に進むには、自分を変えていく必要がある。

何気なく手にとった、積読から学びがあった。

「ビッグ・オー」は私の読むべきタイミングを見計って、今日まで積まれていたのかもしれない。

読了後、私は「ビッグ・オー」を”積ん読”から本棚の方へ並べ変えた。

もう低層階で支えるのはしんどいよね。(笑)

積ん読は紙ならでは、なら電子やめる?

本好きの皆さんならば必ず議論になる、紙か? 電子か?

私は”基本的”には紙派である。

それは、本は芸術作品の一つであると考えるからだ。

サイズ、重量、紙質、フォント形状、行間、そしてカバーの色使いなど様々な表情で著者が訴えたい事、著者の思いを表している。

ページをめくるその感覚が、次に待ち構えているものへの期待感を高めてくれる。

これは電子にはできない事だ。

電子は読者の好みに合わせるのが特徴である。

読者が好きなフォント、大きさ、行間……、そして、カバーというものは無く、サイズ、重量も無いに等しい。

完全に中身勝負と言えるだろう。

どちらが良い、悪いという訳では無い。

それぞれ利点があり、好みによって、用途によって選択すれば良い。

私が”基本的”に紙派と言ったのは、最近の購入実態が伴っていないから。

いつからか、紙と電子が半々に、最近では電子での購入が多くなってきた。

それは、電子は読む場所を選ばないという利点があるからである。

スマホにデータを入れておけば、隙間時間にすぐに読める。

オススメの本があれば、即購入し即読める。

最近は音声機能を利用して、歩きながら本を読んでいる、というか本を読んでもらっている。

私は、とあるセミナーでオススメ本を紹介してもらい、その後、Amazonで即電子書籍を購入。

移動時間で読書しまくり、帰宅途中の電車の中で紹介者に感想を送った経験がある。

電子書籍のスピード感は半端ない。

ただ、電子書籍にはどうしてもできないこと、それが、このスピード感とは真逆の関係にある「積読」であろう。

電子では、本のような存在感はありません。電子ですから……。

紙の本は存在感があります。

それが、ある日、突然自己主張してくる時がある。

何の前触れも無しに思えるが、実は理由は自分自身の中にある。

まあ。ここまで書いたが、紙と電子のどちらが良いかは結論が出ない。

その時の用途に応じて躊躇せず買うのが、結局は良いのだと思う。

まとめ

本との出会いは面白いものである。

本の方から読んで欲しいと行ってくる場合がある。

そんな時は、素直に読んでみる。

すると、驚く気づきがある。

今の自分に必要な気づきが……。

名言からの気づき

人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。
by 森信三

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