主体性を持って自分の未来につながることをする。
7つの習慣の第二領域に時間を費やすためには無駄な時間の排除、つまり無駄なことに認知を奪われないことが大事。
逆に商売をする時、何かを宣伝したい時は相手の認知を如何にして奪うかが重要。
世の中は認知の争奪戦の世界マッチと言える。
そんなこんなで認知、認知と認知のことを考え続けていたら、私の脳は、
「利用可能性ヒューリスティック」
と言うものに反応した。
直感スピリチャルに従っているは本当?
認知のことを考え続けていたら、たどり着いた「ヒューリスティック」。
これって何か?
ヒューリスティクスまたは発見的(手法)とは、必ず正しい答えを導けるわけではないが、ある程度のレベルで正解に近い解を得ることができる方法である。
発見的手法では、答えの精度が保証されない代わりに、回答に至るまでの時間が少ないという特徴がある。
心理学における発見的手法は、人が複雑な問題解決などのために、何らかの意思決定を行うときに、暗黙のうちに用いている簡便な解法や法則のことを指す。
これらは、経験に基づくため、経験則と同義で扱われる。
判断に至る時間は早いが、必ずしもそれが正しいわけではなく、判断結果に一定の偏り(バイアス)を含んでいることが多い。
なお、発見的手法の使用によって生まれている認識上の偏りを、「認知バイアス」と呼ぶ。
「利用可能性ヒューリスティック」(availability heuristic)とは、想起しやすい事柄や事項を優先して評価しやすい意思決定プロセスのことをいう。
(ウキペディアより(一部加筆))
わかったような、わからないような……
別の説明をすると「利用可能性ヒューリスティック」とは、「単純接触効果」のこと。
人間は単純なもので接触機会が多ければ信用する傾向にあると言うもの。
つまりは直感やスピリチャルに従って行動しているつもりが、実際は操作されている可能性があるのである。
実は意志力の問題ではなかった!?
一歩家の外に出れば、いや家の中にいても認知の奪い合い合戦が繰り広げられているこの世界。
いやいや私はそんな事には騙されませんよ!
どうやらその様な意志力の問題ではないらしい。
接触機会の多さが信用に影響する、要因は脳にありそうだ。
脳は元々は思考が嫌いらしい。
思考とは大量の酸素を必要とする、そのためできることなら思考はしたくない、これが脳の本音らしい。
したくないことを無理やりしようとする、その結果、脳は最短ルートで一番効果が高いものを選択しようとするクセがある。
脳が効果が高いと判断するもの、それは、接触頻度が影響している。
つまり脳は接触頻度が多いものを選択するクセがある。
それが、「単純接触効果」。
例えば、有名な店舗数の話。
コンビニ
美容室
歯科医院
一番店舗数が多いのはどれか?
正解は美容室。
だが、ほとんどの人はコンビニと答えると言う。
日々利用する、毎日のように看板を見る。
接触回数が多いから、コンビニの店舗数が1番との直感が働くのだ。
コカコーラとペプシの話。
科学的分析手法(fMRI:functional magnetic resonance imaging)を用いて、銘柄を伏せた状態で、美味しさ分析するとコカコーラとペプシにほぼ差はないと言う。
しかしながら、銘柄をわかった状態で測定すると、コカコーラに軍配が上がる。
コカコーラは、全世界で莫大な広告費を投入し、至る所で露出している。
一般市民は、その広告に接する機会が多く、「単純接触効果」で、接する機会が少ないペプシよりコカコーラの方が美味しいと感じてしまうのだ。
「利用可能性ヒューリスティック」
やられたらやり返す。 この仕組みを利用しない手はない。
やはり効果がある日々コツコツの継続
5G、6G高速ネットワーク化時代、人々の購買意欲が低下している時代、こんな時代の認知争奪戦を勝ち抜くヒントが単純接触効果にある。
つまりインパクトのある一発よりも、日々継続して接触機会を増やすこと。
一回の物凄い成果よりも、日々コツコツと小さい成果を出し続けること。
サラリーマンが出世のために上司の認知を獲得することを例にすると、大きな成果があった時だけアピールするよりも、小さな事でも良いから毎日報告する方が効果的と言うことか。
そう言えば職場で「要領が良い」と評判のヤツは、知ってか知らずか、毎日下らん事でも上司へ報告し、接触回数を増やしている。
ヤツは若手社員の出世頭、
なぜ彼が昇格したのか?
不思議です。
と職場メンバーは言っているが、上司にしてみれば、
若手世代では彼が一番優秀である。
これは間違いないことだろう。
と信じて疑いないのだろう。
これを自分事として考えると、自分の認知を守るには、「単純接触効果」に惑わされない、データに基づき冷静に判断することが重要である。
だが逆に人様の認知を奪いに行く時には、「単純接触効果」を利用する。
特別な才能がない一般サラリーマンこそ利用すべき、「利用可能性ヒューリスティック 」
私の脳は、おもろいものを引き寄せたものだ。
まとめ
脳にはクセがあるらしい。疲れる事はしたくない。
そして錯覚を起こす、それが「単純接触効果」。
回数で効果を稼ぐ手法とは、凡人には有難い、特別な才能がいらないからだ。
繰り返し継続する事で、相手の認知を奪う事ができる。
要領の良い人たちが知らずにやっている「単純接触効果」。
知らずに悔しい思いをしてきた、私、そして同志諸君は理屈を理解した上で活用したい。
今この瞬間から倍返しだ!
名言からの気づき
人生は自分の思い通りになんかならないと思っている人は、自らが思い通りにならないことを望んでいる人です。
by ジョセフ・マーフィー
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