自分が期待した通りの結果にならなかった場合、その原因をついつい他責にしがち……。
あなたは自分に起こる全ての現象の責任は、自分自身にあると思えますか?
努力量に比例して認めたくない失敗原因
期待に反した結果が出たとき、あなたは反射的にどう思いますか?
何があったとしても引き寄せたのは自分自身。
よって、結果は自責です。
確かに私にも原因はあると思います。
でも今回は間違いなく〇〇さんの影響です。
自分の失策が明らかでない限り、人は他責にしたがるのではないだろうか?
正直、私はそんな傾向がありました。
「どう考えてもアイツのせいだろう。」
周りの友人も同調してくれました。
そこに至るまで、多くの努力をしていればこそ、失敗の原因が自分にあるとは認めたくはない、そんな感情が支配的になるのではないでしょうか?
自分で自分を傷つけたくないですからね。
しかし、どんな結果であれ、その現象の原因は自分自身にある。
これが、唯一無二の真実です。
例え最後のカードを切ったのが他人であっても、目の前の現象を引き起こしたのは、その要因を作ったのは自分自身、これは疑いようのない事実である。
周りの推薦で進んだ進路でも責任は自分
例えば、プロ野球で2軍生活が長い選手。
なかなか、1軍昇格のチャンスが巡ってこないとする。
思い返せば、野球に取り組んだきっかけは、近所の友人の勧めであった。
高校は一流進学校へ進み、将来は商社マンとして海外での活躍を夢見るも、周囲の勧めもありプロ野球の道に進んだ。
本人の希望と言うよりも、周囲の期待で自分の行動を決めた。
真面目な性格の彼は、プロに入ってからも誰よりも多くの練習をこなした。
しかし、努力で何とかならないのがプロの世界。努力より才能の方が勝る場合がある。
彼の努力は誰もが認めるところではあったが、1軍昇格のチャンスは巡ってこなかった。
この場合、プロ野球の道へ進んだことの失敗を素直に認めることができるか?
プロの世界は、才能の世界、ある意味仕方ないで納得する事ができるか?
冷静に考えれば、その2軍選手は、自己分析が不十分であったと言える。
つまり、今の状態の原因は自分自身にあるということである。
自分が活躍するポジション、そこでのライバル選手との力の差、
それをどうやって埋めて追い抜くのか?
そのためには何が必要で、どの様な手段で、何年かけて習得するのか?
場合によっては、早めに見極め、引退し、指導者への転向、または、元々憧れてた商社マンへの転身する道があったかもしれない。
続けることは、必ずしも自分自身の美徳にはならない。
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一生懸命やっている人ほど自己満に注意
一生懸命にやっていると自覚しているにも関わらず、満足する結果が得られてない人は、自己分析、そして、人生戦略が不十分。
つまり、不運などではなく、自らがその状態を引き寄せたということ。
例えで野球選手を使ったが、今、人生で多くの時間を費やしていることで、輝きがない人は、心当たりがあるのではないか?
人生に遅いということはない。
高齢でのアプリ開発者、YouTuber、ブログライターなど定年退職後から新たな道で花咲かせた人たちがいる。
何事も気づいてからが、スタートである。
全てのことは自責と考え、真正面から受け止め、不足していることに気づく機会と捉えたい。
人生いつまで続くか分からない。
医学の進歩で平均寿命は益々延び、時間的にも猶予があるかもしれない。
結局は、改善を継続し歩み続けている人が、実行し、行動し続けている人が、望む人生を実現していくのであろう。
まとめ
目の前の現象は、全て自分自身が引き起こした事である。
どんな事であれ、そう受け止めて、自身の行動を検証してみる。
素直に検証すれば、必ず改善点が見つかるはずである。
その改善点は、自分に必要な、そして不足している事である。
それをクリアすれば、新たな世界が見えてくる。
悩んで立ち止まるのは、一番良くない。
上手く行ってない時ほど行動である。
名言からの気づき
世間には、大志を抱きながら大志に溺れて、何一つできない人がいる。
言うことは立派だが、実行が伴わない。
世の失敗者には、とかくこういう人が多い。
by 松下幸之助
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