仕事での疲労感は本物か?積み上げの重要性について考える

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「あ〜終わった終わった、今日も一日お疲れさまでした。」

一日の仕事が終わり「今日も一日頑張ったなぁ」と心地良い疲労感を感じているあなた。

今感じている疲労感は本物でしょうか。

本物の疲労感とは成長につながる、鍛えていることによる疲労。

ニセモノの疲労感とは本来目的とは異なる部位での疲労。

例えばスポーツ選手であれば筋トレ後の筋肉の疲れは本物の疲労。

コーチの指導方針に納得いかずストレスによる疲労はニセモノの疲労。

一日の終りで疲れ切っている時は脳の思考も停滞気味、感じている疲労感を一日の成果と勘違いしてしまう傾向があります。

モーレツサラリーマンだった私は毎日深夜近くまで残業し、仕事終了後に感じる疲労感を充実の証と勘違いしておりました。

この勘違いに気づいたきっかけは何だったのか、この記事では油断しているとついつい陥りがちな疲労感のワナについて紹介します。

この記事を読めばあなたが日々感じている疲労感の良し悪しを判断できることでしょう。

目次

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仕事で感じる疲労感ってなんだろうか?

1日の仕事が終わった後に感じる疲労、大まかに分類すると次の3つが原因です。

  1. 考えたことによる脳の疲労
  2. 作業したことによる肉体の疲労
  3. ストレスによる精神的疲労
1.考えたことによる脳の疲労

今日は次期プロジェクトの企画を考えたので脳に汗かいたよ。

一日中アレヤコレヤと考え続けていると一日が終りる頃には脳が疲れはて、

もう今日は何も考えたくないっ!

そんな経験、きっとあなたにもありますよね。

私は工程の品質改善に必要な特性要因図(フィッシュボーン)を大至急作れとの上司命令の時、脳に汗を掻く経験をしました。

想定以上の工程不良で生産数量がピンチになり、待ったなしの緊急課題だったのです。

当時の上司が、

まだまだ思考が足りない、もっと深堀りしろ!

となかなか妥協してくれず、OKが出た時には脳が放心状態になっていた、そんな経験があります。

でもその経験のおかげでトラブル解決法のベースが身につき、その後の業務に大いに役立ちました。

今では若手に指導できるのもその時から「トラブル解決の積み上げ」があったおかげ。

脳はモノと違って使用することで劣化する心配がありません。

むしろ使えば使うほど進化するのが脳の特長。

脳に感じる疲労は良い疲労、あなたを成長させる本物の疲労と言えるでしょう。

2.作業したことによる肉体の疲労

今日は一日中倉庫整理。
もうクタクタで動けないよ。

1日中体を動かしていると単純に疲れます。

肉体の疲れは心地良いと感じたり、場合によっては達成感を感じたりするので注意が必要です。

スポーツ選手なら体を鍛えることが本業なので、トレーニングによる肉体の疲れは大いに結構。

しかしサラリーマンの場合、肉体を鍛えることで給料をもらっている訳ではないでしょう。

会社の都合で「今日はたまたま」なら致し方ありませんが、毎日感じている疲労が肉体要因だとしたら、あなたの仕事内容を見直す必要があるでしょう。

・その仕事、本当にやる必要がありますか?
・本来やらなければならない仕事から逃げてませんか?

体に感じる疲労は要注意、あなたが成すべきこと”以外”から感じる疲労は、残念ながらあなたの向上発展への努力を示すバロメーターにはなりませんよ。

3.ストレスによる精神的疲労

本当に一言一言がイラッとくるんですよねぇ、あの上司。

確かにいますよね、言い方を何とかして欲しい人。

言ってる事は確かに正しいかもしれませんが、トゲのある言い方では素直に聞き入れることは出来ません。

むしろその言葉にイラッとし、こちらのストレス要因になります。

ストレスから来る疲労は精神面だけではなく、体にもダメージを与えるので注意が必要です。

一言で言えば、
「そんな下品な言葉は気にするな」
になりますが、それが難しいのが現実。

・そんな人にはなるべく近寄らないようにする
・どうしても我慢できない場合は異動を申し出る

本来感じなくても済むストレスであなたのパフォーマンスが低下する事は避けなければいけません。

昨今は世間の理解も進み、言葉によるパワハラも相談しやすい時代。

疲労を感じる位のストレスであれば早めに相談すべきです。

もう10年以上前の話になりますが、私もパワハラ上司のおかげで胃カメラを飲む羽目になった経験あり。

今思えば「無視しておけば良かった」が結論。

それが原因で評価が下がって異動になっても、不毛なストレスから開放される訳ですからデメリットは無し。

体を壊しては元も子もありません。 結局損するのは自分。

そんな環境からは1日も早く抜け出すのが1番です。

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その満足感が危ない積み上げでチェック

あなたが心地良い疲労感じ満足しているその仕事、その瞬間は心地良さが邪魔をして正しい判断をするのが難しいかもしれません。

でも正しい判断、「その仕事を継続した先に未来があるのか?」については都度自分自身に問いかけるべきです。

これをしないといつの間にか単なる「作業者」、「便利屋」に成り下がる危険アリです。

ではどのようなチェックをすべきか。

キーワードは『積み上げ』

その仕事を続けることで技術や知識などあなたの成長に繋がる積み上げがあるかどうか、答えがNOならそれは単なる作業の可能性大です。

今はお金を稼ぐためなど何らかの明確な目的があれば別ですが、そうでなければ即刻やめるべきです。

搾取上手な上司や同僚は言葉巧みにあなたへ作業を押し付けてきます。

この仕事はあなたでないとできないんですよ。

あなたにやってもらえるといつも丁寧なので安心できるわ。

こんな言葉に騙されず、その仕事が「積み上げ」につながるかを都度自問自答しよう。

30代の私に届いて欲しい言葉です。

まとめ

この記事では一日の仕事の終りに感じる疲労感について、その疲労はあなたの未来の成功へつながるものか見分ける方法を紹介しました。

見極めポイントはズバリ「積み上げ」。

それを継続することで「あなたの逓増する人生」を思い描けるなら良い疲労。

どう考えてもつながらないのなら、それは単なる作業です。

直ぐには無理でもやめる方向で検討すべき、と私の50年の人生経験から思います。

昨今は転職や副業もしやすい環境になりました。

我慢してストレスを溜め込まないように、そして何より人生を棒に振らないように「積み上げ」チェックを是非ともあなたにも実践してほしいです。

ストレス無く、誰もが輝いている世界。

昭和ー平成ー令和、仕事環境はどんどん良くなっています。

それを活かすのは、「積み上げ」に気づいたあなたです。

おまけ【名言からの気づき】

大器晩成には手堅く実績を積み上げよ
by 豊臣秀吉

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